深夜特急

通勤バスの中、紙新聞から見えたこと 본문

자유롭게_日本語ONLY

通勤バスの中、紙新聞から見えたこと

레테210 2017. 2. 10. 22:03

今朝の通勤バスの中。

空いてさえいればほぼいつも半自動的、条件反射的に座ってしまう

「お気に入り」の座席(と書いて勝手に「指定席」と読む)にいつもどおり腰を下ろし、

ホッとしながらようやく前方を眺めていると、

(その指定席の列から後部は、前方の列とは若干段差があって、
前が見渡せる作りになっている)

目の前の風景になんとなく違和感が。。。

そしてその違和感の正体は1~2秒くらいで判明してしまった。

自分の3つ前の席に座った一人の乗客(おそらくおじさん)が

なんと「紙」新聞を、「バサッ」と音を立てて思いっきり広げると、

お目当ての記事か写真でもあるのか、ひたすら目を走らせているのだった。

おじさんは周りのことなど気にもしない様子だったが、

誰もがケイタイから目も手も離せない通勤バスの風景から

彼は間違いなく一人「浮いていた」。

つい数年前まではどこでも普通に見かけていた日常の風景が

わずか10年とたたないうちに完全に「非日常」化してしまう、ということ。

世の中本当に変わってしまったな。
これからはもっと変わっていくだろうし。
しかもこんなとんでもない速さで。

分かっていたつもりなのに、いざ実感は薄かったかも知れない。

ここ数ヶ月、これまでの人生でたぶん一番なじみの薄い「IT」業界で

日々試行錯誤を繰り返しながら奮闘しているためか、

これからもどんどん変わっていく世の中のスピードに

果たして自分はついていけるだろうか、と少しばかり不安を覚えた朝の出来事だった。